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Metabolomicsと代謝疾患

Metabolomics and Metabolic Disease

Christopher B. Newgard, Duke University Medical Center, USA

Keystone Symposia:Pathogenesis of Diabetes Feb 1, 2012, Santa Fe.

近年、包括的な代謝解析(metabolomics)を用いた肥満・糖尿病のメカニズム解明が行われている。このグループは、インスリン抵抗性のヒトコホートにて、分枝鎖アミノ酸(BCAA)代謝産物とインスリン抵抗性(HOMA)の相関を明らかにした。
さらに、胃バイパス術(GBP)と食事介入による減量を比べ、同じ体重減少があってももBCAA代謝産物の違いがあることを示した(GBPの方がBCAAおよびacylcarnitinesが大きく低下した)。
また、ラットに高脂肪食または、高脂肪食とBCAAを負荷すると、後者の方が体重増加がないのにインスリン抵抗性をきたした。現在、BCAAの制限がインスリン感受性を亢進させるのか、Zucker obeseラットにBCAA制限食を負荷して検討中である。

さらに、心血管疾患の新しい代謝シグネチャを同定し、ヒトの冠動脈疾患のコホートにおけるgenomicおよびmetabolomics解析を通じて、心血管疾患につながる代謝経路とリスクを明らかにした。これらの例は、包括的な代謝プロファイリングが代謝疾患のメカニズム解明に有用であることを示している。
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by md345797 | 2012-02-02 03:34 | その他