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肥満のヒトにおけるレスベラトロール30日間投与のエネルギー代謝に対する効果

The effects of 30 days of resveratrol supplementation on energy metabolism and metabolic profile in obese humans

S.Timmers, E. Konings, L. Bilet, R.H. Houtkooper, T. van de Weijer, G.H. Goossens, J. Hoeks, S. van der Krieken, D. Ryu, S. Kersten, E. Moonen-Kornips, M.K.C. Hesselink, I Kunz, V.B. Schrauwen-Hinderling, E. Blaak, J. Auwerx, P. Schrauwen. Maastricht University Medical Center, Maastricht, The Netherlands

Keystone Symposia:Pathogenesis of Diabetes Feb 2, 2012 (Poster 422)

Resveratrolは、少なくとも肥満動物モデルにおいて、エネルギー代謝とミトコンドリア機能に大きく影響し、カロリー制限を模倣する作用が認められる。この研究では、30日間の二重盲検クロスオーバー試験により、健康な肥満男性を対象とし、resveratrol (150 mg/day)とプラセボの投与とそれによる代謝恒常性およびミトコンドリア機能への影響について検討した。Resveratrol投与は、睡眠時および安静時の代謝率を低下させ(カロリー制限の模倣効果と考えられる)、血中グルコース、インスリン、中性脂肪、ALT、炎症性マーカーも低下させた。収縮期血圧、HOMA indexも改善した。食後の状態で、脂肪組織の脂肪融解と血漿脂肪酸・グリセロール濃度は低下した。MRS(1H-MR sectra)では、肝臓脂肪含量が有意に減少した。骨格筋生検のマイクロアレイ解析により、電子伝達系および酸化的リン酸化遺伝子がresveratrol群で発現が増加しており、これはマウスモデルで見られたのと同様の効果であった。骨格筋生検の結果でも筋肉内脂肪含量が改善していた。さらに、ヒトに対するresveratrol投与でもAMPK活性化とその結果起こるSIRT1およびPGC-1α発現の増加が認められた。結論として、30日のresveratrol投与は代謝プロファイルに好影響をもたらすことが示された。
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by md345797 | 2012-02-03 06:15 | その他