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クラスⅡa HDACは、ホルモンにより活性化されるFOXOと哺乳類のグルコース恒常性を調節する

Class IIa Histone Deacetylases Are Hormone-Activated Regulators of FOXO and Mammalian Glucose Homeostasis.

Mihaylova MM, Vasquez DS, Ravnskjaer K, Denechaud P-D, Yu RT, Alvarez JG, Downes M, Evans RM, Montminy M, Shaw RJ.

Cell. 2011 May 13;145(4):607-621.

【まとめ】
肝において、クラスⅡヒストン脱アセチル化酵素(classⅡa HDAC:HDAC4, 5 and 7)は、AMPKファミリーキナーゼによりリン酸化され、核から除外される。空腹時ホルモンであるグルカゴンによって、classⅡa HDACは急速に脱リン化され、核に移行し、糖新生酵素(G6Paseなど)のプロモーターに結合する。一方で、HDAC4/5はHDAC3をrecruitして、FOXOを脱アセチル化・活性化することによって、糖新生酵素の転写を活性化する。マウス肝でclassⅡa HDACを欠失させると、FOXO標的遺伝子発現の抑制が起こり、血糖が低下、グリコゲン蓄積が増加する。2型糖尿病モデルマウスでclassⅡa HDACを抑制すると高血糖が改善したため、classⅠ/Ⅱ HDACはメタボリックシンドロームの治療のターゲットになりうる。

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by md345797 | 2011-05-13 02:33 | シグナル伝達機構