In vitro and
in vivo regulation of FGF21 by FXR.
Andrew Adams, Christine Cheng, Amy Cox, Dod Michael, Alexei Kharitonenkov. Lilly Research Laboratories
Keystone Symposia:Pathogenesis of Diabetes Jan 30, 2012 (Poster 101)
このグループは、
in vitro screenを用いて、FXR (farnesoid X receptor) agonist であるGW4064が、FGF21発現を高度に増加させることを見出した。In vivoにおいてもFXR agonistの効果がFGF21を介しているか検討するため、GW4064を野生型(WT)マウスとFGF21欠損(KO)マウスに10日間投与した。 その結果、WTおよびKOマウスとも有意に体重が減少し、どちらも同様に血糖と肝の中性脂肪含量が減少した。WTマウスでは、血中FGF21が軽度上昇していたが、肝・白色脂肪・膵での発現は増加しておらず、血中FGF21の発生源は不明であった。他のFXRターゲット遺伝子(SHP)の発現は、どちらのマウスでも増加していた。FXRアゴニストは
in vitroではFGF21を強力に増加させるが、(KOマウスを用いた結果から)
in vivoでの代謝改善作用は、FGF21の発現を介するものではないと言える。